浴槽下のヘドロ掃除 原因と効果的な落とし方|再発防止策を徹底解説

浴槽下のヘドロ掃除に悩んでいませんか?

エプロンを外したら黒いヘドロがびっしり…
どんな洗剤で落とせばいいかわからない…
掃除してもまたすぐにカビや臭いが戻ってしまう…

浴槽下は普段見えない分、汚れが溜まりやすく「どう掃除すればいいの?」と悩む人がとても多い場所です。

この記事では、そんな悩みを解決するために効果的な掃除方法とアイテムをご紹介します。

この記事でわかること

  • 効果的な掃除方法:酸素系漂白剤や発泡クリーナーでヘドロを分解!
  • カビが多い場合の対策:カビ取りスプレーで黒カビを徹底除去!
  • 防止策:防カビくん煙剤や排水口フィルターで再発を防ぐ!

この3つを押さえれば、浴槽下の掃除はグッと楽になり、清潔なお風呂空間をキープできます。それでは詳しく見ていきましょう!

浴槽下にヘドロが溜まる原因

普段は見えない浴槽の下──エプロンを外すとドロッとした黒い汚れがびっしり…なんて経験はありませんか?

この汚れの正体は「ヘドロ」。実はお風呂で毎日出る汚れが少しずつ積み重なってできています。

浴槽下のエプロンとは?

「エプロン」とは、浴槽の側面についている取り外し可能なカバーのこと。

普段は浴槽の外観をきれいに見せるために付いていますが、
内側は排水口や配管につながっており、髪の毛や皮脂汚れがたまりやすい場所です。

エプロンの外し方

エプロンの取り外し方は浴槽の種類によって多少異なりますが、一般的には次の手順で外せます。

  • 1. 浴槽の縁に手をかけ、両手でしっかり持つ
  • 2. 手前にゆっくりと引きながら、下の爪を外す
  • 3. 下部が外れたら、上に持ち上げてカバー全体を取り外す

無理に力を入れると破損の原因になるので、固い場合はメーカーの説明書を確認しましょう。
最近の浴槽はワンタッチで外せるタイプも多いです。

髪の毛+皮脂+石けんカスの混合物

浴槽下に溜まる汚れの多くは、排水と一緒に流れ込む髪の毛・皮脂・石けんカス

これらが絡み合ってネバネバとしたヘドロ状の汚れになります。

特に家族でお風呂を使う家庭ほど汚れが溜まりやすく、短期間でかなりの量に。

湿気とカビで黒ずみや悪臭に

浴槽下は湿度が高く空気の流れも悪いため、カビや雑菌が大繁殖しやすい環境です。

最初は白っぽい汚れでも、時間が経つと黒ずみや悪臭の原因になります。

放置すると掃除が大変になるだけでなく、浴室全体にカビが広がるリスクも。

つまり「毎日の小さな汚れ」が積み重なり、湿気とカビによって黒いヘドロへと変化してしまうんです。

浴槽下ヘドロ掃除のおすすめ手順(詳しめ)

エプロンを外したら、次の流れで「分解→回収→洗浄→すすぎ→乾燥・防カビ」まで一気に進めます。

安全のため、換気・手袋・ゴーグルは必ず用意してください。

準備するもの

  • ゴム手袋・保護メガネ・マスク(飛沫&臭気対策)
  • 45〜50℃のぬるま湯(酸素系洗浄はぬるま湯が効きやすい)
  • 酸素系漂白剤(例:オキシクリーン等)※規定量を守る
  • 重曹(研磨・中和用)/中性洗剤(仕上げ洗い用)
  • スポンジ(やわらかめ)・使い古しの歯ブラシ(細部用)
  • ポリ袋・キッチンペーパー(汚れの回収)
  • シャワー(できれば勢いのあるもの)・拭き取り用クロス

混ぜるな危険:酸素系と塩素系(カビ取り剤など)を同時・連続使用しないこと。切り替える場合は十分に洗い流してからにしてください。

手順① 現状確認&ヘドロの大物を先に回収

まずは目視で汚れの分布を確認。大きな髪の毛やヘドロ塊は、ポリ袋を手袋の上からかぶせて直接つまみ取り、
袋の中に反転して封をします。液体でふやかす前に大物を取ると、後工程が格段にラクになります。

手順② 酸素系漂白剤で「分解つけ置き」

排水まわり〜浴槽下の面に軽くシャワーで湿りを入れ、規定量の酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かします。
スポンジで行き渡らせるか、ヘドロが厚い部分はキッチンペーパーを貼り付けて湿布法にして薬液を含ませます。
目安は30〜60分。泡立ち・色の変化は普通です。

  • 厚みのある場所:ペーパー湿布+ラップで蒸発防止
  • 狭い溝:歯ブラシで軽く「置くように」薬液を馴染ませる

手順③ 重曹/中性洗剤で「やさしく」こすり落とし

つけ置き後、スポンジで押す→拭う→流すの順に。研磨が必要な箇所は重曹をふり、
指の腹か歯ブラシで軽く円を描くようにこすります。

素材がFRP(樹脂)やコーティング面の場合は強い力や固い道具はNG。傷は再汚れの付着点になります。

手順④ すすぎ&排水テスト

勢いのあるシャワーで薬液と汚れを一気に流します。

排水口に汚れが集中するので、途中で詰まらないよう目皿を都度清掃

最後に排水の流れがスムーズか確認しましょう。

手順⑤ 乾燥&防カビ仕上げ

水気をクロスで拭き取り、しっかり乾燥させます。

仕上げに防カビくん煙剤などの防カビ対策を行うと、黒ずみ・ニオイの再発を抑えられます。

定期メンテの目安

  • 月1回:軽いつけ置き+拭き取り(所要30〜45分)
  • 季節の変わり目:しっかりめのつけ置き(60分)+防カビ仕上げ

ポイント:「大物回収 → 酸素系で分解 → やさしく回収 → しっかりすすぎ → 乾燥&防カビ」。この順番を守ると素材を傷めず短時間で仕上がります。


なお、ここで紹介した手順以外にも、より手軽に使える市販洗剤や予防アイテムがたくさんあります。

次の章で、ヘドロ分解系防止系に分けて厳選アイテムをご紹介します。

浴槽下ヘドロ掃除におすすめのアイテム

ここでは、実際に使いやすくレビュー評価も高いアイテムを
「ヘドロ分解系」「カビが多い場合」「防止系」の3ジャンルに分けて紹介します。

浴槽下の状態に合わせて選んでみてください。

ヘドロ分解系アイテム

オキシクリーンEX

酸素の力でヘドロを分解・漂白・消臭できる定番アイテム。

浴槽下のヘドロにつけ置きするだけで、頑固なヘドロも浮かせて落とします。

浴槽のエプロン掃除には欠かせない存在です。

サニボン パイプ泡パワー(小林製薬)

泡がとどまって汚れを溶かしながら除菌

髪の毛や皮脂が多く溜まっている排水口〜浴槽下に効果的です。

カビが多い場合におすすめ

カビ取り カビホワイト カビ強力除去スプレー

浴槽下は湿気がこもりやすく、黒カビが大量発生しているケースも少なくありません。

そんなときは漂白力の強いカビホワイトで一気に除去。

ヘドロ掃除と同時に使うと、見た目も臭いもスッキリします。

防止系アイテム

防カビくん煙剤

掃除後に防カビ仕上げをしておくと、次の掃除が格段にラクになります。

浴室全体に煙を充満させてカビの発生を長期間予防する、人気のアイテムです。

らくハピ お風呂の排水口用 ピンクヌメリ予防(アース製薬)

排水口に置くだけでピンクヌメリや赤カビを防止。

毎日のお手入れをラクにしてくれる便利グッズで、浴槽下のヘドロ再発防止にもつながります。

「分解 → カビ取り → 防止」の3ステップを意識すれば、浴槽下の掃除が効率的になり、清潔を長く保てます!

浴槽下掃除と一緒にやっておきたい関連ポイント

浴槽下をきれいにしたら、あわせてお風呂全体の汚れ対策をしておくのがおすすめです。

ヘドロの原因は排水溝や床、給湯口などともつながっているため、まとめて掃除すると再発防止につながります。

排水溝掃除でつまりと悪臭を防ぐ

浴槽下の汚れは排水溝からの逆流でたまるケースも多いです。

髪の毛キャッチャーや発泡クリーナーを使った排水溝掃除をあわせて行うと効果的。

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給湯口から出る黒いカスをチェック

お湯を出したときに黒いカスが混じる場合、配管内部が汚れているサイン。

オキシクリーンを使った追い焚き配管洗浄で、浴槽下だけでなくお湯回り全体を清潔にできます。

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浴室床の皮脂汚れ・赤カビ

床がでこぼこしているタイプは特に汚れがたまりやすく、皮脂や石けんカスと赤カビが合体して落としにくくなります。

オキシクリーンや中性洗剤を使った床掃除も浴槽下掃除とセットで行うと効果的です。

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ガラスや蛇口の水垢も同時に

浴槽下だけきれいにしても、水垢だらけのガラスや蛇口があると清潔感が半減します。

クエン酸スプレーでウロコ汚れを溶かし、柔らかいクロスで仕上げるのがおすすめです。

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浴槽下の掃除は単発ではなく「お風呂全体のクリーニング」とセットで行うと、清潔が長持ちします!

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まとめ|浴槽下のヘドロ掃除は「分解・カビ取り・防止」の3ステップ

普段は見えない浴槽下も、放置すれば髪の毛・皮脂・石けんカスが積み重なり、黒カビや悪臭の温床になってしまいます。

健康的で快適なお風呂時間のために、定期的なお手入れは欠かせません。

この記事で紹介した内容をまとめると──

  • 効果的な掃除方法:酸素系漂白剤(オキシクリーン)や発泡クリーナーでヘドロを分解し、しっかりすすぐ
  • カビが多い場合の対策:カビ取りスプレーで黒カビを一掃し、見た目も臭いもスッキリ
  • 防止策:防カビくん煙剤や排水口フィルターで、汚れとカビの再発をブロック

結論:浴槽下のヘドロ掃除は「分解→カビ取り→防止」の3ステップで、ラクに・清潔に続けられます!

「もう手遅れかも…」と感じても大丈夫。紹介したアイテムを活用すれば、短時間で見違えるほどきれいになります。ぜひ