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【体験談】適応障害で会社を休職した私が限界前にとった行動とは?

  • 2025年7月2日
  • 2025年7月4日
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前回の続き

この記事は前回の記事の続きとなります。
本記事から読んでいただいても問題ございませんが、
良ければ関連記事もご覧ください。

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はじめに   Makoto 2025年現在、私は「適応障害」と診断され、休職をしております。この記事では、なぜ心が限界を迎えたのか、その背景や経緯を正直に綴っています。 今、同じように「職[…]

 

適応障害を疑ったきっかけは、心と体の異変だった

転勤により異動後、業務内容こそ変わらないものの、人間関係や環境の違いに少しずつストレスがたまっていきました。

はじめは「ちょっと疲れやすいな」と思う程度でしたが、夜に寝つけなくなる日が増え、心も体もどんどん重くなっていきました。

ある日、残業中に上司から長時間𠮟責を受け、完全に頭が回らなくなり、帰りの電車で涙が止まらなくなりました。「死んだ方が楽かもしれない」とさえ考えてしまったのです。

その後も夜は眠れず、通勤中の電車で立っていられない、会社についても座っているのがやっとという状態になり、「限界だ」と判断して心療内科を受診することを決めました。

ここに至るまで異動後2か月も経っておらず、早々に白旗を上げる形となりました。

 

心療内科を受診し、「適応障害」と診断される

インターネットで検索し、とにかく早く診てもらえる心療内科を探し、当日予約可能なクリニックに駆け込みました。

医師には、異動後の業務や人間関係のストレス、頭が回らない、体が動かないなどの症状をそのまま伝えました。

その結果、「適応障害」との診断を受けました。ただし、この時点ではまだ診断書は発行されず、会社側との相談を経て必要に応じて出すという形になりました。

Makoto
適応障害は下記のような症状が現れます。
もし心当たりがあれば、早めに心療内科に受診してください!
  • 強いストレスが原因で心や体に不調が出る状態

    • 異動・転職・人間関係・家庭問題などがきっかけになることが多い

  • うつ病とは異なり、ストレスがはっきりしているのが特徴

  • 主な症状

    • 気分の落ち込み、涙が止まらない、不眠、疲れやすい

    • 集中力が続かない、仕事や家事が手につかない

    • 頭が働かない、体が動かない感覚になる

  • 放っておくと、うつ病や不安障害に進行することもある

  • 「弱いからなる病気」ではない

    • 誰にでも起こりうる、ごく自然な心の反応

    • 早期に気づき、適切に休むことが大切

会社の保健師との面談が転機に。相談の重要性

ちょうどそのタイミングで、異動後の健康ヒアリングとして保健師との面談が予定されており、運よくその場で相談できることになりました。

私はこれまでの出来事を正直に話しました。保健師の方はとても親身に耳を傾けてくれて、「絶対に休んだほうがいい」と強く背中を押してくれました。

その言葉に少し救われた思いがあり、人に話すことで気持ちは少し軽くなったものの、まだ不安は大きかったです。その後、組織上長や人事を交えての面談が調整され、再度心療内科を受診して診断書を発行してもらうことになりました。

 

適応障害による休職の手続きと実際の流れ

診断書は保健師に提出し、その時点で即日休職となりました。会社PCや携帯電話もその場で回収され、緊急連絡先の提出などの手続きが行われました。

保健師の同席のもと、上司との面談も設けられ、正式に「今日から休職」となることが上司に伝えられました。上司も書類にサインし、私の休職が正式に確定しました。

私は引き継ぎが気になりましたが、「診断書が出た以上、もう業務はしてはいけない」と保健師に念を押され、そのまま帰宅しました。

会社を出たとき、何よりも感じたのは「安堵」でした。自分を押し込んできた何かがようやく外れたような、そんな感覚でした。

 

休職を経て気づいたこと。今後の働き方と復職への不安

今思うのは、「本当に限界だった」ということです。休むという決断は間違っていませんでした。

休職中は仕事のことを考える余裕すらありませんでした。ずっと意識していた昇格や評価も、今となっては「それよりも家族や健康のほうがずっと大切」だと思います。

これからは、心身を削って働くのではなく、少し余裕を持って、自分のペースで働きたい。そのためにブログという新しい挑戦も始めました。

ただ、復職に向けての不安はまだあります。原因となった上司は変わらずいるため、このまま戻ればまた壊れてしまうと感じています。できれば別の組織に異動したいと考えており、そのために会社と素直に折衝を進めていくつもりです。

このブログでは、復職に向けたプロセスや心の変化も発信していきます。私のように苦しんでいる誰かの力になれるよう、これからも書き続けていきたいと思います。